- 国産野菜高騰に対応  原材料を輸入 -
  漬物メーカー大手の岩下食品(栃木県栃木市岩下邦夫社長)は浅漬け部門を強化する。国産野菜の高騰に対応するため、漬物業界では初めて浅漬け用材料を輸入、新製品を相次ぎ投入する。塩分の少ない浅漬けに対する消費者ニーズの高まりをとらえ、攻勢をかける。

新商品も投入


 国産野菜高騰に対応

   中国・台湾・韓国で種付け、収穫した野菜を協力工場で塩漬けし、日本に輸入する九九年度は四月と九月の二回に分け年間生産量の一割に相当する百二十トンを輸入する計画。昨年は長雨と日照不足、台風による不作で野菜が高騰。ハクサイ・キューリなどは例年の四ー五倍となり、漬物メーカーは厳しい状況に追い込まれた.

  同社はかねてラッキョウ・ショウガの酢漬けを中国・台湾・韓国で生産している。現地でのネットワークを生かして、浅漬けの原材料についても輸入することを決めた。

  また、九九年度に「ラッキョウ」、「桜ダイコン」、「安沢菜」の三種の新商品も投入する。鹿児島・群馬・栃木の漬物メーカーからO E M(相手先ブランドによる生産)供給を受ける。

  漬物は五千百億円市場といわれるが、健康志向を背景に、浅漬けが全体の五〇%近くを占めている。同社は栃木県内のメーカーからO E M 供給を受け、九七年十月に浅漬け市場に参入した。九九年一月期の売上高九十二億円のうち、浅漬けは二億円にとどまっているが、安定した原材料確保と新製品の投入により、今期は浅漬けを五億円に伸ばす考えだ。


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最終更新日 : 2002/03/13 .